鶏は3歩歩いたら忘れるなんていう侮辱的な言葉があるが、この言葉を述べた人こそが、観察力と洞察力が皆無だった人なのだろうと思う。今は科学的にこれが誤りであることは明らかになっている。 私たちは、かつては犬や猫、そして今は鶏 […]
アメリカのペットフードメーカー ヒルズ(Hill’s Pet Nutrition,Inc.)は、日本では獣医師が処方する療法食として、犬猫などペットを飼育する人にはなじみがあると思います。今年2025年に全米 […]
鶏肉のサルモネラ菌やカンピロバクター菌のような食中毒菌汚染については、これまでも取り上げてきた。この高確率での汚染について、政府も行政も当たり前のこととして考えている節があり、どの注意喚起でも”加熱処理”すれば大丈夫と書 […]
相変わらず日本の鶏肉のリスクは高いままである。 2025年にJournal of Veterinary Medical Scienceに掲載された帯広大学教の佐々木貴正教授の研究によると、日本で真空パック詰めされた鶏むね […]
2025年6月、オランダ政府は、2040年までに”動物にやさしい畜産”に完全移行するための協定にサインし、その計画を発表した。 結局は殺すのだから動物にやさしい畜産なんて無いんだと言う人もいるかも知れない。しかし、動物に […]
2025年6月3日、衆議院環境委員会で、立憲民主党 松木けんこう議員が食鳥処理場での事前の意識喪失について、世界では意識喪失が前提であるにも関わらず、日本では7割以上が行われていないのは問題が大きいと指摘した。 これに対 […]
アニマルウェルフェアの設備投資に対して国が理解を示さず補助がないことがケージフリーや妊娠ストールフリー、鶏の屠殺場改善のネックになっている。このことを問題視し、自らも長崎県で放牧養鶏を行う国会議員、立憲民主党 山田勝彦議 […]
2月19日、立憲民主党の松木けんこう議員を介し、浅尾慶一郎環境大臣に陳情する機会をいただきました。食鳥処理場における屠殺前の意識喪失の処理が、動物愛護法とその基準ではすでに行うこととされているにも関わらず、罰則がないため […]
日本の食鳥処理場の約9割の食鳥処理場が、意識を失わせる行程を省いて意識あるまま首(頸動脈)を切るという残酷な屠殺方法を継続している。この雑なやり方は失敗率が高く首を切るのに失敗して次の行程である熱湯処理に意識あるまま進み […]
ひよこの雌雄鑑別技術を教える養成所で、講習生一人当たり2万羽(履修期間は5ヶ月)を犠牲にし、ひよこのひどい扱いや、倫理観の欠如した感覚が明らかになった件で、養成所を運営する母体である公益社団法人畜産技術協会に改善のお願い […]
初生雛鑑定士養成所での動物への残酷な扱いが明らかになったことを受け、当養成所を運営する公益社団法人畜産技術協会に要望及び質問書を送付しました。 要望及び質問は以下のとおりです。 1:問題点の改善について 情報提供により、 […]
孵化して産まれたばかりの卵用のひよこを、オスとメスに仕分け、オスを殺し、メスを卵用に出荷するのが孵化場。肉用のひよこも、成長速度が異なるためにオスとメスを分けて飼育する場合があり、肉用のひよこもオスとメスに仕分けられるこ […]
700,028羽 逆さ吊りにされ、仲間が殺されるさまを見て、悲鳴を聞きながら、首を少しだけ切られ、数分間耐えたのち、62度の熱湯に頭から入れられ、全身やけどを負い、死ぬ。全身の皮膚が真っ赤に染まり苦しみが死体にもあらわれ […]
養鶏場はお金がなくてケージフリーへの建て替えができない というのは良心的な妄想だ。今、日本中に真っ白いはこのような鶏舎ができていっている。養鶏場は動物のためには金は使わないが、動物を苦しめる窓なし鶏舎にすることには金をじ […]
養鶏場との対話をすると、日本の肉用鶏の養鶏場では足の裏にできる皮膚炎=趾蹠皮膚炎の割合を把握しているというところがないことに気が付きます。アニマルウェルフェアの度合いを測るために重要な指標であるにも関わらず、記録されてい […]
いい取り組みをする生産者が評価され、向上心のない生産者は淘汰されていく、そういう畜産にしなければ、最底辺で苦しむ動物をなくせません。企業にも生産者にも言い訳をさせないためにも、動物の苦しみを緩和させることを目的にした国か […]
採卵鶏のオスひよこが誕生したその日に殺されることは有名だが、肉用の鶏も同じように生まれたその日に選別され、「規格外」のひよこが日々殺されていることを知っている人は少ないだろう。 弱っていたり、足が多すぎるなどの先天性形状 […]
畜産物に農薬が使われていると言われてもピンとこない人は多いだろう。でも、世界の農薬の多くが畜産物に使われている。飼料生産で使われる農薬、動物の飼育現場で使われる農薬の2つに分けられるが、この記事では飼料生産で使われる農薬 […]
2022年度の食鳥処理の統計データが発表された。それを見てみると、驚きの数字が掲載されていた・・・2022年に首を斬ることに失敗して熱湯処理に進み、皮膚が真っ赤になって廃棄された鶏の数は・・・ 616,864羽 過去最悪 […]