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エビの眼柄切除、世界で廃止が進む

日本でももっともメジャーなASC認証(水産養殖の第三者認証)は、基準を改善し、来年からその基準が適用される予定だ。その中ではエビの眼柄切除を排除することになった。Global G.A.P認証では先んじて2023年からすでに禁止事項となっている。

エビの眼柄切除が、世界で廃止に向かって進み始めている。

エビの眼柄切除とは、繁殖用の母エビの片目をハサミやカッターで切り取ることだ。養殖場は環境が悪いため繁殖率が落ちるが、片目をなくすことで目が見えなくなるだけでなくホルモンバランスが崩れ、混乱したエビが繁殖できるようになると言われ、1990年代から一気に拡大した悪い慣行だ。繁殖エビの眼柄切除の実施は生協などが取り扱う粗放養殖(やや自然に近い養殖)でも同じことであり、すべてのエビについて確認が必要だ。

この眼柄切除、アニマルライツセンターでも廃止を訴えるキャンペーンを行ったが世界中が変化の時を迎えている。

廃止を決定した第三者認証

Global G.A.P認証は2023年9月からの廃止

ASC認証基準次期改正版で廃止

廃止を決定した水産企業

CP foodsはバイオテクノロジーにより廃止を公表

SeaJoy(中南米最大級の養殖エビ生産者)は福祉と飼料と雌雄の比率を変化させることで廃止を公表

lyons seafoodsは英国市場に供給するエビの眼柄切除を廃止

Minh Phu(ベトナム)はエビの眼柄切除を廃止

Hilton Seafoods(英国)は2026年にエビの眼柄切除を廃止

Sun Shrimp(中国)はエビの眼柄切除を廃止

✔Thai Union(タイ)、 Zhanjiang Guolian(中国)は廃止を検討

日本国内の企業ではまだ廃止を決めた企業がない。

市民の声で変えるべく、水産企業、スーパーマーケット、生協、エビを扱う飲食チェーンやホテルチェーンに意見を届けてください。

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