東京都を中心にスーパーマーケットなどを展開するアキダイが、アニマルライツセンターとの話し合いを経て、動物と環境にも優しい平飼い卵の取り扱いを始めました。
連日メディアに社長が登場することで有名なアキダイの魅力といえば、質の良い商品と良心的な価格設定、そしてアットホームな接客対応などたくさんあります。
『品質・価格を妥協せず、自分たちも食べたくなる商品』をテーマに仕入れをおこなっているアキダイは、アニマルライツセンターとの話し合いをしたその日、卵の納品業者に平飼い卵の取り扱い状況を確認し、仕入れの検討を開始してくれました。
そしてすぐに店頭での販売を開始してくださいました。
以下、アキダイ社長・秋葉様からのコメント
少しでも多くのお客様に
平飼い卵を知ってもらえるよう
アキダイでも販売を開始いたしました。
需要が増えて、最終的には多くのニワトリが
平飼いで飼育されるのが理想だと思います。平飼い卵の魅力を
アキダイから一人でも多くのお客様に
発信できれば幸いです。
まずは4つ入りの少量からの販売です。
アキダイ全店舗にて入荷、販売をしています。
今後のお客様の反応を見ながら仕入れの量を調整していくとのことです。
日本の採卵鶏の一般的な飼育方法は、ケージ飼育という生産性を重視した方法で、鶏をケージに詰め込み、過密状態で飼育をします。鶏達は運動不足も加え病気にかかりやすいため、薬剤などを用いて病気の蔓延を防ぐ措置がとられています。
一方で平飼いや放牧飼育という、鳥が自らの意思で自由に動きまわれる飼育方法をしている養鶏場もあります。鶏はたくさん運動をして丈夫な身体となり、自らの健康を維持する体力があるため、薬剤などを使用する必要がない場合がほとんどです。
世界ではケージ飼育の廃止が進んでおり、日本はだいぶ遅れをとっています。ケージの中で搾取され続け、動けないまま一生を終える採卵鶏を減らすために、私たち消費者ができることは、ケージ飼育の卵を選ばないこと、そして卵の消費を減らすことです。
現状を知った人が、今日から人道的でエシカルな選択をしていくことで、持続可能な未来に繋がります。