2017年4月7日、8,770名の賛同が集まった署名を、皆さんにいただいたコメントとともに、京王プラザホテルに提出してまいりました。
応対してくれたご担当者はその場でコメントに目を通してくださっていました。
こちらからはフォアグラ生産の問題点や、フォアグラの廃止を発表することが京王プラザホテルにとってもプラスになるという話をさせていただき、一時間ほど意見交換の時間をいただきました。
京王プラザホテル側は、終始こちらの提案や意見に、真摯に耳を傾けて下さいました。しかし、フォアグラ廃止の約束をいただくことはできませんでした。
最後に、要望書を提出し、
この二点を、再度お願いしました。
前述の要望について、回答がありました。
【京王プラザホテルからの回答】
謹啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 この度は、弊社代表取締役社長宛にご要望書を頂戴いたしまして誠に有難うございました。 大変貴重なご意見として賜り、関連部門とも情報共有させていただき、見識を深めていきたいと 考えております。しかしながら、この度ご要望にありましたフォアグラの取扱いにつきましては、現時点では中止する 予定はございませんので、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。 この度はご丁寧なご意見をお寄せ下さいましたこと、重ねて御礼申し上げます。
敬白
京王プラザホテルを含む京王グループは、環境へ配慮した事業活動を行うなど、CSRの意識の高い会社です。CSR報告書の行動規範には「社会に貢献し、社会と共に発展するための活動に取り組みます」と書かれています。
しかしこういった会社であっても畜産動物となると意識が低くなってしまうというのは、京王プラザホテルだけに限ったことではありません。
日本は畜産動物への配慮の意識が諸外国に比べて低く、環境問題などのCSRに取り組んでいても畜産動物への配慮を明確に公表している日本企業はほとんどない状況です。そのような日本の畜産動物の福祉の格付けは中国よりも低いものになってしまっています。
日本がアジアでもっともフォアグラの輸入が多い国ともいうのもそういったことのあらわれかもしれません
京王プラザホテルには「フォアグラを扱わない」というスタンスを明確にしていただけるよう、今後も要望を続けてまいります。
WEB署名も継続しますので、ご賛同・周知に引き続きご協力おねがいします。