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ブラジルの森林伐採。2014年から一年間で前年比の二倍に。
1990年から2010年にかけて、世界の熱帯雨林が62%も消滅した一方で、ブラジルでは規制強化などの森林保護活動により森林破壊にはどめがかかっていた。
しかし独立研究機関Imazonが今年による調査により、2014年8月以降、同国の森林伐採は前年比で2倍以上に急増していることが分かった。
森林破壊の主因は牛だ。伐採の70%近くが牛のための牧草地に変わっているという。
参照記事:Amazon Deforestation Takes a Turn for the Worse
(2015.06.01)

過去40年間で消失した南米の熱帯雨林の40%(1750万ヘクタール)は牛肉に変わった。

南米の熱帯雨林を保護したときの経済価値は、放牧地に変えたときの経済価値の46倍だといわれる。

現在、世界の熱帯雨林は、一秒間にサッカーコート2コート分づつ消失し、 一日でニューヨークより多くの熱帯雨林が消失している。
このような事実は現在の日本では多くの人が知っており、森林破壊を嘆く人は多くなっている。
しかし、この森林破壊が木材資源を得るためと農業を行う(焼き畑農業など)ためだけに起こっているわけではない。
これは大きな誤解だ。

森林を最も‘効率よく’破壊しているのは、畜産業。
実際、過去40年間で、南米の熱帯雨林の40%(1750万ヘクタール)が輸出用の牛肉を生産するために破壊された。


熱帯雨林の将来的に見た経済価値をそれぞれ対比すると、
現在のまま保護した場合:木材として伐採した場合:家畜の放牧に使用した場合=46:7:1
という比になる。

将来的に見て、現在のまま保護をすれば、持続的・永続的に利用されますので、その経済価値は計り知れない。
目の前の利益のみを追求し、伐採して放牧に使えば、一時的利益は得られてもその後その場所は経済価値を生み出さない地域になってしまう。
(2013/05/10)

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