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認知度調査2025:認知度は上がらず

アニマルライツセンターは2016年から毎年一回、畜産動物の飼育実態がどれほど認知されているのか、一般調査会社を利用して調査を行っています。

質問項目は次の10項目です。

  1. 母豚の多くが、妊娠ストールという、方向転換できない狭い囲いの中に閉じこめられていることを知っていますか?
  2. 子豚の多くが、麻酔なしで去勢、歯・尾の切断をされていることを知っていますか?
  3. 卵用の鶏の多くが、バタリーケージという、狭い金網の中(一羽あたり22センチ×22センチほど)で飼育されていることを知っていますか?
  4. 卵用の鶏の多くが、麻酔なしでクチバシを切断されていることを知っていますか?
  5. 肉用の鶏(ブロイラー)が、早く成長するように品種改変されており、その結果、病気になりやすくなっていることを知っていますか?
  6. 乳牛の多くが、つながれた状態でほとんどの時間を過ごしていることを知っていますか?
  7. 牛の多くが、麻酔なしで去勢、角の切断をされていることを知っていますか?
  8. 「アニマルウェルフェア」、あるいは「動物福祉」という言葉を知っていますか?
  9. 平飼い卵、あるいは放牧卵が、スーパーなどで販売されていることを知っていますか?
  10. ヨーロッパで禁止されている飼育方法が、日本で行われていることを知っていますか?

【調査名】畜産動物(肉・卵・乳)に関するアンケート
【調査主体】NPO法人アニマルライツセンター
【調査期間】2025/3/17-3/24
【有効回答数】2,853
【調査設計】 手法:一般調査会社を利用したインターネット調査(ネットモニター)
【調査地域】全国

2024年度は認知度の向上が見全体的にられなかった一年です。唯一、平飼いたまごがスーパーなどで売られているかについての認知度のみが向上した。

平飼卵、あるいは放牧卵が、スーパーなどで販売されていることを知っていますか?という問いだ。これは実際にスーパーなどの小売店での販売が拡大し店頭で見かけるようになっている人が増えていることや、2024年は大手コンビニエンスストアでも販売されるところが増えていることによると考えられます。

アニマルウェルフェアの課題は何一つ解決していません。農林水産省が目指すアニマルウェルフェアはレベルが低く、鶏肉のアニマルウェルフェアは大幅に低下しているような状態です。より多くの市民啓発が必要であり、日本の意識が改善していないということが今回の調査からは浮き彫りになりました。

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