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アニマルライツセンターは卵や豚肉などの畜産物を使用している企業に対して、以下の2種類の署名を提出しています。また、アニマルウェルフェアについてご説明させていただいたり、それぞれの企業に合わせてアニマルウェルフェアへの取り組みのご提案などをさせていただいています。

署名「私たちの食べる卵を産む鶏を苦しい檻に閉じ込めないでください」
(2018年11月24日時点で17,369人が賛同しています。)

署名「母豚の拘束飼育『妊娠ストール』の撤廃を」
(2018年11月24日時点で21,929人が賛同しています。)

署名を提出した企業・組合

株式会社良品計画
無印良品を展開しています。ミュールシングをしているウールの使用や毛皮の使用を取りやめるなど、ファッション分野ではいち早く取り組みを進めています。良品計画はCafé&Meal MUJIというカフェを運営していますが、カフェの卵は可能な限りケージフリーの卵を使用しているそうです。アニマルウェルフェアに関する更なる取り組みをしていただけるよう、お願いしてきました。

日清食品ホールディングス株式会社
10年前にアニマルライツセンターがヴィーガンカップラーメンの販売をお願いしに来ていたのですが、この度アメリカの日清でヴィーガンカップラーメンが販売されていることが分かりました!ベリーベジーというカップラーメンシリーズの、ソイソース味がヴィーガンです。他にも、トップラーメンという袋麺のシリーズでも、2種類(ソイソース味とチリ味)がヴィーガンになっています。残念ながら現在日本で購入することはできないのですが、日本でも販売していただけたらうれしいとお話してきました。
アニマルウェルフェアに関する取り組みとしては、日清が販売しているチキンラーメンの原材料としてチキンエキスが使用されていると考えられますが、チキンエキスに使用される廃鶏の状況について夜間放置していないか確認していただけるとのことでした。

日本水産株式会社
企業的に水産や資源の方が優先順位が高いとのことでしたが、アニマルウェルフェアも考えの中に入れてくださるとのことでした。

株式会社コロワイドMD
調達部門と話をしてくださるそうです。生産者の状況について現状確認したいとおっしゃっていました。

日本KFCホールディングス株式会社

生活組合連合会 コープ九州事業連合

カルビー株式会社

 

署名の提出を拒否した企業

株式会社ブルボン

井村屋株式会社

株式会社 成城石井

 

海外では250以上の企業がケージフリーの政策を含め、アニマルウェルフェアのポリシーを持っています。日本でもケージフリーのポリシーを持っている企業は増えてきています。

~ケージフリーの政策を持つ企業一覧~
西洋フード・コンパスグループ(2025年まで)
インターコンチネンタルホテルグループ(2025年まで)
ネスレ日本株式会社(2025年まで)
ユニリーバ・ジャパン(2025年まで)
アコーホテル(グローバルのポリシーに従う)
saladstop!(2025年まで)

また、IKEAはケージフリーのポリシーにとどまらず幅広い内容を含む包括的なアニマルウェルフェアの見解を持っています。この見解は日本のIKEAにも適応されています。

企業がアニマルウェルフェアに取り組むということがより普及してきており、アニマルウェルフェアの重要性を認識し、話し合いの場を設けてくださる企業が以前より増えてきているように感じています。

しかし、企業の方とお話をした時に、まだ消費者の理解が追いついていない、アニマルウェルフェアの取り組みをすることに消費者のニーズがあるのか分からないとおっしゃっている担当者の方もいらっしゃいます。私たち市民が動物たちの扱いについて気にかけているのだということを、もっと発信していかなければいけないと思います。

 

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