イダルゴ州はメキシコの31州のうちの一つであり、約4300万頭の動物が飼養されている。その多くは鶏だ。
2021年12月以来、国際動物保護団体である Animal Equality のメキシコ支部は、イダルゴ州議会に対して、州の動物保護法に畜産動物の章も含めるよう提案していた。
そして2022年6月7日、この法案は承認され、メキシコの州としては初めて、法律に畜産動物の章が導入された。
この法律は次の内容を含む:
- 絶食による強制換羽を禁止
- 屠殺前の気絶処理必須(これはメキシコの国法でも既に義務付けられているが、今回、違法は新しい犯罪として罰と共に刑法に追加された:不適切な気絶処理は懲役1~4年+200~400日分の罰金)
- 屠畜場でのビデオ監視を義務付ける
- 動物の健康と福祉を考慮に入れた品種の選択
- 痛みを伴う介入(除角、尾の切断、去勢など)は、獣医の監督下で訓練を受けた担当者が行うことを義務付ける
- すべての動物が適切な食料と水にアクセスできること
- 動物に環境エンリッチメント、休息するのに充分な暗闇の時間、そして充分な光を提供
- 避難を含む自然災害管理の指針を提供
- 鶏肉生産の場合、飼料と水へのアクセス、自然な動き、そして姿勢を変えることが可能な飼育密度を義務付ける
- 動物に対する残酷な行動の罰を追加:他の動物の前での屠殺、妊娠後期の母豚の殺処分、サディズム、動物性愛、または気絶なしの虐殺
今回の成功を受け、Animal Equality はメキシコの他の州にも同じ働きかけを計画している。
https://igualdadanimal.mx/actua/leyes-para-los-animales