山梨県北杜市にある「特定非営利活動法人あさひ」がアニマルライツセンター の問い合わせに対し、既に使用している卵が平飼いであること、またケージフリーに賛同してくださると回答いただきました。
こちらは、障がいがある方の就労支援を行っている社会福祉法人で、平飼い卵を使ったパンやケーキの販売も行っています。
以下は代表の方のお話しです。
40年前、最初に立ち上げた人が平飼いを始めました。
ケージに閉じ込めて飼育するのはやっぱりだいぶ可哀想だと思います。平飼いだと飼育も楽しいしかわいく思えることもあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
島根県出雲市にあるパン屋、「ブーランジェリー ミケ」がアニマルライツセンター の問い合わせに対し、既に使用している卵が平飼いであること、またケージフリーに賛同してくださると回答いただきました。
以下は代表の方のお話です。
平飼い卵を使うのは味が良くて安心安全だからです。やっぱり狭いところで閉じ込めて飼うのは病気になりやすいしよくないと思います。卵に限ったことではないですが、動物の飼育方法を日本人が知らないのはあまり良いことではないと思います。
両店ともとても快く賛同くださいました。
ケージ飼育は文字通り、狭いケージの中に鶏を詰め込んで飼育するので、羽も伸ばせない場所に死ぬまで居ることに鶏がストレスを感じないはずがありません。
動物に優しい選択をすることは、同じ生き物でありながら社会的強者である我々人間の義務であると言えます。
日本の卵の一般的な飼育方法であるケージ飼育では、生産性を重視するため鶏をカゴに詰め込み、過密飼育をします。そのため、運動不足も加え鶏は病気になりやすく、薬剤などを用いて病気の蔓延を防ぎます。
日本の90パーセント以上の農家がケージ飼育です。
ケージ飼育の鶏
一方で、平飼いという、鶏が自由に歩き回れるケージフリーな飼育をとっている養鶏場も日本では少数ですがあります。
平飼いの鶏 (今回紹介したお店が卵を調達している農家ではありません。別の平飼い農家です)
世界ではケージ飼育の廃止が進んでおり、現段階で日本のアニマルウェルフェアはだいぶ遅れを取っています。
ケージの中で搾取され続け、動けないまま一生を終える鶏を減らすために出来る簡単なことは、消費者の皆さんがケージ飼育の卵をやめ、買うとしたら平飼いを選ぶか、鶏のためを思い卵の消費を無くしていくことです。
現状を知った人が、今日から人道的でエシカルな選択をしていくことが、持続可能な未来に繋がります。