アニマルウェルフェアアワード(AWA)2024発表!
アニマルウェルフェアアワード(AWA)は、畜産動物、水産動物へのアニマルウェルフェア対応が世界から遅れていく日本において、動物たちのことを考え、アニマルウェルフェアへの取り組みをしてくださった企業を、年度ごと※に選出して感謝の思いを伝えるアワードです。
日本の畜産動物を守る活動を行うアニマルライツセンターの視点で、できるだけ大きなインパクトを与えたと考えられる取り組みを評価しました。
※2023年4月~2024年3月
2016年に企業のエシカル通信簿を通して、畜産動物のアニマルウェルフェアの問題を把握してから間もなく、専門家を集めたラウンドテーブルを行い、調達ポリシーを策定し、畜産物のトレーサビリティを確認しその結果の公表を行いました。さらに取り組みを継続し、2023年、鶏卵の調達に関する考え方を公表し同年中に平飼い卵のマヨネーズを販売開始しました。
アニマルウェルフェアを軽視せず着実に歩みを進める姿勢を高く評価しています。
マザーズは、鳥インフルエンザの大流行を経て、飼育するすべての鶏を平飼い飼育に切り替えることを決定しました。もともと3棟あったうちの1棟は平飼いでしたが、他の2棟も平飼い(エイビアリー)になり、2024年、ついに約4万羽の鶏がケージから解放されます。
鶏と人間との関係を見直し、いち早く、すべての鶏舎の切り替えることを決意したことを評価しました。
2023年度、マルハニチロは急速にアニマルウェルフェアへの取り組みを開始し、取組状況の公開を行いました。特に飼育密度を10%低下させる取り組みは、今後の水畜産のアニマルウェルフェアの取り組みに対する良い効果を発揮するものと考えられます。
すでに行っていた取り組みを含めて情報を公開し、社会的な企業価値を高めたことを評価しました。
多くの大手、中堅企業がアニマルウェルフェアの調達ポリシーを持ち、生産部門を持つ食肉企業はアニマルウェルフェアに配慮するための自社ガイドラインを持つようになりました。3年前では考えられない大きな変化が起きています。もちろん、変化はあれど、課題は解決していません。動物たちの飼育自体にその影響がまだまだ出てきていないのが現状です。次は動物にしっかり恩恵を及ぼすための目標の設定が求められています。2024年度こそは、そのような国際社会で認められる大きな一歩を踏み出す企業が出ることを期待しています、
最後に、アニマルウェルフェアを上げることを検討し、行動をしてくれたすべての企業に感謝します。
ありがとうございました。
なお、受賞企業にはあらためてお礼をお伝えいたします。
2024年11月19日に、串田誠一参議院議員にご同行いただき、アニマルライツセンター代表岡田、アニマルウェルフェア補助金獲得ボランティアチーム2名にて、皆さまから頂きました署名【日本の畜産動物の苦しみを減らすための補助金 […]