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シナボンとブリオッシュ・ドーレ、 世界中で100%ケージフリーの卵を調達することを約束

Open Wing Allianceは、Focus Brands と Groupe Le Duff に世界中のレストランのサプライチェーンからバッテリーケージを排除することを説得

2021/12/7 – 大手食品企業である Focus BrandsGroupe Le Duff は、世界中のすべてのレストランで100%ケージフリーの卵と卵製品を調達することを約束する世界的なアニマルウェルフェアポリシーを発表した。企業の採卵鶏の福祉を改善するこれらの重要な取り組みは、63か国にまたがる80を超える動物保護団体の国際連合である Open Wing Alliance(OWA)が主導した公開キャンペーンの開始からわずか17日以内に発表された。これらの新しいポリシーにより、FocusBrandsとGroupeLeDuffの世界中のサプライチェーンに組み込まれた無数の鶏の飼育環境が改善される。

シナボンなどの世界中の食品サービスブランドを開発しているフォーカスブランズ社は、60か国以上の6,000を超える店舗で事業を展開している。同社は、世界中のすべてのブランドと店舗でケージフリーの取り組みを発表し、米国とカナダでは2026年までに、日本を含める他国では2028年までにケージ飼育から移行することに合意した。

Groupe Le Duff 社は、世界中に1,300以上の店舗を持つフランスの企業グループであり、フランスのベーカリーである Brioche Doréeを 含むレストランおよびアグリビジネスブランドを所有している。同社も世界中のすべてのブランドと店舗でケージフリーの取り組みを発表し、2025年までにケージ飼育から移行することに同意した。期限を確実に守るために年次進捗報告を提供することにも同意した。

「Focus Brands と Groupe Le Duff の両方が、動物の扱いを改善するこのような前向きな一歩を踏み出したことを嬉しく思います」と、The Humane League の政策戦略担当である Aaron Ross 氏は述べている。「世界中の消費者はより良いものを求めており、これらの企業はサプライチェーンから残酷なバタリーケージを取り除くことを約束するという必要不可欠な動きを取っています。」

「Focus Brands と Groupe Le Duff の世界的なサプライチェーンの規模は大きいため、ケージフリーの卵のみを調達するというこれらの画期的な取り組みにより、世界中で産卵するために育てられる何百万羽もの鶏の苦痛が軽減されます」とOWA代表のアレクサンドリアベックは述べている。「このポリシーには、レストランの多くよりも大量に卵を使用するベーカリーなど、最も影響力のあるブランドがいくつか含まれます。ケージフリーが食品業界の未来になりつつあることは明らかです。」

アニマルライツセンターの高橋有希は「これらのベーカリーは日本では有名ではないかもしれないですが、この業界でも外資系の企業からアニマルウェルフェアの取り組みが進められ、日本の企業も追いついていくことを期待します。日本のベーカリーでは特に卵をほぼすべての製品に使う印象がありますが、だからこそ採卵鶏の苦しみを減らす選択がブランドのイメージとしても魅力的なものとなると思います。」と述べている。

これらのアニマルウェルフェアポリシーのコミットメントに至るまでのキャンペーンは、ARCも参加している国際連合OWAによって主導された。世界中の影響力のある動物保護団体の活動家が力を合わせ、サプライチェーン内で日々苦しんでいる採卵鶏に代わって Focus Brands と Groupe Le Duff により良い選択を要求した。世界中の何千人もの支援者が、企業にケージを使わないようSNS上で何十万もの意見を届けた。

なぜケージフリー?

ケージ飼育の養鶏場では、狭くぎゅうぎゅう詰めで、鶏たちは自然で重要な行動が一切とれない。日本の平均飼育面積は一羽あたりたったiPad一枚分だけ。彼女たちの体の一部がケージに引っ掛かり、骨折し、脱臼し、また羽毛が剥げ落ちる。疲れ果て、動けない鶏は、餌を食べられず衰弱死したり、ケージの仲間に踏まれたまま死んでいくこともある。ケージシステムを排除することにより、サプライチェーンに組み込まれている鶏たちの健康状態は、劇的に改善される。彼女たちの飼育環境を変えるには、さらに多くの取り組みが必要であるが、今回の発表は採卵鶏にとって重要な第一歩だ。国内でも今年2月に小泉環境大臣が「バタリーケージはアニマルウェルフェアの観点からは推奨されるものではない」と、環境省としての見解を述べている。

ケージフリーの卵に対する消費者の需要が高まり続ける中、Focus Brands のようなグローバル企業や業界のリーダーはケージを廃止してきた。バタリーケージの使用を廃止する世界的な取り組みは、クリスピークリーム、バーガーキング、KFC、ピザハット、ユニリーバ、ネスレ、ヒルトン、マリオットホテル、インターコンチネンタルホテル、モンデリーズ、コンパスグループ、バリラ、クラフトハインツなど、100を超える世界最大の企業が行ってきている。日本でも140以上の企業やお店がこの恐ろしい飼育方法から遠ざかっている。

ケージフリー運動をフォローしよう:#CageFreeJapan.

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