国際獣疫事務局OIEが策定しようとしている採卵鶏のアニマルウェルフェアの勧告の規定にあたって、日本は「多様な生産様式を考慮して妥当な柔軟性が確保されるべき」と、ネガティブな意見を出し続けています。
業界と国の姿勢に対してアニマルライツセンターは他の動物保護団体と連名で意見をし、また消費者団体が国の委員会に加わっており度々アニマルウェルフェアをもっと高めるよう意見をしていますが、市民団体の意見は一切反映されません。
いつまでケージシステムをかばい続けるのでしょうか。果たしてそれは、国民のためになるのでしょうか。
この動画に映っている養鶏場は、日本のものです。
妥当な柔軟性を確保した結果がこれです。
日本にはなにひとつ、動物の福祉を具体的に守れる法規制は有りません。
つまり、業者は鶏をどれだけ詰め込もうと、規制されないのです。
動画に映っている鶏、一羽一羽を見てください。
疲弊し、ぼろぼろになり、仲間を踏まなければ餌を食べられず、弱い鶏はとさかの色が蒼白になっています。
彼女たちは必死に生きていますが、その必死さが報われることは決してありません。
ゴミのような扱いで、どの陸生動物よりもひどい扱い方で、運ばれ、殺されます。
国や生産者任せでは、何も変わりません。
消費者は、そして卵を利用している企業は、彼女たちを救う力を持っています。
どうか行動してください。
あなたの行動を、あなたの企業の行動を、変えてください。