2022年10月17日に行われたEUの農水産理事会の会合で、ドイツとフランスはEU全体でオスのヒヨコの殺処分禁止を要求する文書を提出しました。
ヨーロッパでは昨年末にドイツがオスのヒヨコの殺処分を禁止し、フランスは今年中に禁止となります。オーストリアとルクセンブルグも、特定の理由なしにオスのひなを淘汰することを禁止しています。
文書では、EU 内だけでも毎年何億ものオスのひなが、経済的価値がないために孵化後に殺処分されていることを指摘し、「ヨーロッパの消費者の期待に応えていない」として、「オスのひなの組織的な殺処分をEU全体で終わらせる」ことを求めています。
この要求はオーストリア、ベルギー、キプロス、フィンランド、アイルランド、ルクセンブルグ、ポルトガルからの支持を得ています。
この議論は、2023 年に予定されている EU の動物福祉法の改正に反映され、早ければ来年中に実現する可能性があります。