また、ケージフリーに賛同するお店が増えました。
ケージフリー宣言とは?
「ケージフリー宣言」とは、自社で使用している卵を、全てケージフリー(平飼いや放牧)のものに切り替える、または、現在すでにケージフリーの卵を使っている店では、これからもケージフリーの卵だけを使い続けると公表することです。世界中の企業がケージフリー宣言をしているなか、国内でもケージフリー宣言をした企業は180社を超え、今後も増えていくと予想されます。工業型畜産の代表であるバタリーケージ飼育は、環境汚染の一因にもなっており、あまりにも非人道的であるとして国際社会では廃止の方向に向かっています。
詳しくはコチラ ケージフリーとはなにか。企業が持つべきケージフリーポリシーの定義
季織亭
渋谷区にあるラーメン屋です。平飼いのことを以前勉強し、ケージフリーの卵は鶏にストレスがないことと安全の面から使用しているそうです。季織亭の店主は日本で平飼い卵が広がらないのは普通の卵が安すぎるからではないか、と述べています。
おもや~古民家民宿~
奈良県御杖村にある古民家の農家民宿で、シフォンケーキとお食事に平飼い卵が使用されています。以下はオーナーのお言葉です。
以前はスーパーで普通の卵も買っていましたが、最近自分の生活も平飼いに変えました。お店で平飼いを使うようになっ他のは、何名かお客さまから「アレルギーでも食べられた」という声を聞いたことがきっかけです。日本は農耕民族なのでそれを大事にして、健全な日本になって将来の子供たちに繋がって欲しいと思います。
国産オーガニック小麦のパン Trente Trois (トランテ トロワ)
有機の小麦や無農薬野菜を使用、その延長で平飼い卵も使うようになったそうです。
お店で使う卵は9年以上前から全て平飼い卵だそうです。無添加のパンを作りたかったことから平飼い卵を使用するようになりました。
平飼い養鶏場に併設されたカフェで、パンケーキやプリンなどスイーツ全般に平飼い卵が使用されています。
動物を檻の外に出す事は、最低限の動物福祉
動物の習性を全く無視したケージ飼育はあまりにも非人道的です。倫理に反したこの飼育方法を終わらせるためには、ケージの卵は支援しないという企業の決断や多くの市民の声が必要です。
この写真の鶏が、あなた自身だったらどんな気持ちですか?今すぐ外に出て陽の光の下を歩きたいと思うのではないでしょうか?
ケージ飼育は科学的にも鶏たちを非常に苦しめることがわかっています。企業も消費者もケージの卵を使用することで、この残酷な飼育方法を支援しないことが大切です。