長野県大町市にあるパンケーキの専門店Cafeふわふわが、アニマルライツセンターの問い合わせに対し、店で使用する卵が全て平飼い卵であるとお知らせいただき、ケージフリー宣言をしてくださいました。
ケージフリー宣言とは、自社で使用している卵を、ケージフリー(平飼いや放牧)のものに切り替える、または、現在すでにケージフリーの卵を使っている店では、これからもケージの卵を使わないことを消費者に約束することです。
Cafeふわふわのオーナーは、ご自身のアトピーがきっかけでオーガニックや畜産物の生産過程に興味を持ち始めたそうです。調べていく中で、畜産動物のと殺方法に衝撃を受け、また、その過酷な飼育方法について疑問を持つようになったそうです。
肉や卵が消費者の手に渡るまでの流通の中身を見ることが大事だと訴えるオーナーは、お店で使う卵は松本市の平飼い卵を選んでいます。そして、牛乳は一切使わずに植物性のミルクで作ったパンケーキを提供しています。
ケージフリーの普及のため、アニマルライツセンターのケージフリーロゴもお店で活用していただけるとのことです。
この度のCafeふわふわのケージフリー宣言によって、国内でケージフリーを約束した企業が200社となりました。
ここ数年でメディアや国会でもアニマルウェルフェアやケージ飼育の問題が取り上げられるようになり、消費者にもケージ卵の残酷さが知れ渡るようになってきました。アニマルウェルフェアに取り組むことの重要性は、多くの大手企業が認識しており、取り組みを進めていることから、今後ますますケージフリーの動きが加速していくことが期待できます。