長野県佐久市にあるスコーンと紅茶が評判のカフェ GOOD HABITがケージフリー宣言をしてくださいました。ケージフリー宣言とは、自社で使用している卵をケージフリー(平飼いや放牧)のものに切り替える、または、現在すでにケージフリーの卵を使っているお店では、これからもケージの卵を使わないことを消費者に約束することです。
アニマルライツセンターがGOOD HABITにコンタクトした際に、オーナーの八島さんがケージフリーの運動にとても理解があることに驚きました。それもそのはず、八島さんは一般社団法人エシカル協会が主催するエシカル・コンシェルジュ講座内のアニマルライツセンターの講義を何度も受講されており、工場畜産の問題についてよくご存じだったのです。
そして、お店で使用している卵が全て平飼い卵であることお知らせいただき、快くケージフリー宣言をしてくださいました。
GOOD HABITでケージフリーの卵を使用する理由ついて、八島さんは以下のようにコメントをしてくれています。
GOOD HABITでは、「LOCALÐICAL」というガイドラインを設けています。 とくにエシカルにおいては、これが正しいという1つの正解があるわけではないですが、どこかで、誰かに、無理をさせてしまう「食」や「買い物」のあり方はできるだけ避けたいと思っています。ケージフリーの卵を利用するのもその動きの1つです。わたしたちは、地球にも動物にも、地域・社会や未来、誰にとっても無理がないような活動体でありたいと思っています。
気候危機や森林破壊、生物多様性の損失、人獣共通感染症、薬剤耐性菌、生命倫理の破壊、人権問題など様々な悪影響をもたらしている工場畜産の問題は、もはや個人では到底解決できないほど深刻化し、企業の早急な対応が求められています。自分たちの目先の利益を優先し社会問題の一部になるのではなく、倫理を基盤とし社会問題の解決の一部になるGOOD HABITのような経営が、これからの時代は企業に求められています。