2021年6月4日、ネバダ州は州内で販売される卵・卵製品は、卵がどこで生産されたかに関係なく、ケージのない施設からのものであることを要求する法律が可決された。
ここの「卵製品」とは他の原料が混ざっていない液卵・粉卵や調理されたものも含まれる。
(今回の法律の内容は、3000羽以下の農場に関しては適用されないという例外はある。)
ネバダ州には商業規模の卵生産者はなく、事業を立ち上げる可能性もあまりないと思われているが、2022年7月より、一羽あたり929cm2以下の利用可能な床面積の中に閉じ込めることが禁止される。
これら二段階の条例が守られているかを確認するために、行政は農場や企業の通常の営業時間中に、その現場に自由に立ち入ることが許される。
この法案は「市民の健康と福祉を保護し、食品の安全を促進し、動物福祉を前進するために必要」だと書かれている。
更に、この法案には、地方自治体などがより厳格な独自の動物福祉規則を採用・実施することは妨げないとも明記されている。
いっぽう日本は今も、卵の100%近くがバタリーケージ卵。
日本で普通に卵を買うということは、違法になるほど酷い動物の扱いを金銭的に応援しているということだ。卵は人間にとって不健康であるにもかかわらずだ。
https://www.leg.state.nv.us/App/NELIS/REL/81st2021/Bill/8022/Overview