長野県小県郡長和町にある農家レストラン、のどか牧場直営たまご屋キッチンがアニマルライツセンター の問い合わせに対し、既に使用している卵が平飼いであること、またケージフリーに賛同してくださると回答いただきました。
このレストランで使用する卵は、日本ではかなり数が少ない放し飼いという飼育方法を取る農場の卵です。
以下はオーナーの方のお言葉です。
32年前、今以上にケージ飼育が当たり前だった時から放し飼い飼育の形を取っています。
どうすれば鶏にとって健康な環境になり、より良い卵を作れるか考えてきた結果が放し飼い飼育でした。
鶏にとって健康でいられる環境は、もちろん本来の生態を尊重した放し飼い飼育です!一生歩くこともなく、狭くて汚いケージにいさせられる鶏やその卵が健康なはずはありませんよね。
日本では90パーセント以上の農家ががケージ飼育という鶏をカゴに閉じ込めたままの飼育方法をとっています。
ケージ飼育の鶏
一方で、平飼いという、鶏が自由に歩き回れるケージフリーな飼育をとっている養鶏場も少数ですがあります。
平飼いの鶏 (のどか牧場直営たまご屋キッチンの養鶏場というわけではありません。別の平飼い農家です)
世界ではケージ飼育の廃止が進んでおり、現段階で日本のアニマルウェルフェアはだいぶ遅れを取っています。
ケージの中で搾取され続け、動けないまま一生を終える鶏を減らすために出来る簡単なことは、消費者の皆さんがケージ飼育の卵を買うのをやめて鶏のためを思った平飼い卵を選択することや、卵の消費を減らすことです。
現状を知った人が、今日から人道的でエシカルな選択をしていくことが、持続可能な未来に繋がります。