2021年3月17日、コロラド州に次いでユタ州で、採卵鶏の拘束飼育についての条例が可決された。
2025年1月1日以降のケージ飼育が禁止された。
(3000羽以下の農場には適用されないという例外はある。)
アメリカの州としては7つ目だ。
ケージフリーであっても最低限、爪を引っ掻く場所、止まり木、巣箱、砂浴び場を含む、鳥が自然な行動をとれるエンリッチメントが求められる。
更に1羽あたりの利用可能な床面積は米国鶏卵生産者組合の「米国採卵鶏のための畜産ガイドライン2017年版:ケージフリー飼育のガイドライン」に従わなくてはいけない。
これには1羽あたり最低929cm2の利用可能な床面積が求められる。
(エイビアリーなどの複階層ではなく)上下に自由に移動できない1階層だけの環境では最低1394cm2/羽の床面積が求められる。
アメリカではかなり保守的な州だと言われているユタ州でさえも禁止したケージ飼育、日本では99%以上の卵において未だに続けられている。
つまり、日本で普通に卵を買うということは、違法になるほど酷い動物の扱いを応援しているということだ。