気候変動枠組条約第24 回締約国会議(COP24)がポーランドのカトビツェで開催されている。気候変動枠組条約の最高意思決定の会議であり、今後の地球の未来を左右する重要な会議だ。
かつてより、COPで提供される食事のルールは、気候変動に配慮したルールが規定されてきている。
今回のCOP24でわかっているのは、COP24 Environmental Policy(COP24環境ポリシー)の中に明記された以下のものだけであるが、今後報告の中でそのパーセンテージなどが明らかになると予測される。
High percentage of vegetarian, vegan and regional dishes, served on reusable or disposable, but biodegradable, dishes.
ベジタリアン、ヴィーガン、そして地元料理が高い割合を占め、再利用または使い捨てであるが生分解性の料理が提供される
Environmental_policy_COP24(http://cop24.gov.pl/fileadmin/user_upload/files/Environmental_policy_COP24.pdf)
ドイツのボンで行われたCOP23でも、当然ながら植物性の食事が多く提供され、最低でも60%の食事がベジタリアンフードであった。オプションとして出される肉も100%オーガニック認証製品、同様にオプション扱いであった魚/シーフードも100%がMarine Stewardship Councilまたは類似したラベルの認証を受けたものであり、かつ持続可能性が担保できないと判断されている紅サケは出されなかった。
プラスチックの規制ももちろんあり、再利用可能ボトルが初日に配布されウォーターサーバーから各自が水を補充する形が取られ、そのボトルをなくした場合は各自がボトルを調達した上でウォーターサーバーを利用することとされていた。
気候変動に対応し、地球や地球上に暮らす動植物、人々、その子どもたちの未来・・・聞こえが良い会議をするだけでは無意味。このような明確な姿勢が打ち出され、それを守る行動を自身がとることができて初めて、「地球の未来を気にかけている」と発言できるようになるのではないだろうか。
生物多様性センターも、肉、乳製品、魚をやめ植物性の食事に切り替えるように意見している。
国連がお手本を示している。そんな会議、企業、団体、人々が増え、自身が所属したり参加する場に、自身の力で変革を起こしていくことを期待したい。