2022年8月、マルタ政府は毛皮とフォアグラのために動物を飼育することを禁止する法律の改正を発表しました。

農業.漁業,動物の保護省は、農業に関連する理由で保管されている動物の保護に関する規則を修正する新しい法的通知、LN 187 2022 を発行しました。この法的通知は、マルタにおける鳥の強制給餌の禁止および毛皮目的の動物の飼育の禁止に関する規則を追加します。このプロセスはマルタで実施されている標準ではありませんが、これらの動物を確実に保護するために、この禁止を実施することは依然として非常に重要です.

https://agrikoltura.gov.mt/en/Pages/furFarmingForceFeedingProhibition.aspx

マルタには現在毛皮農場はありませんが、周辺のEU諸国で毛皮農場が次々禁止になる中、禁止法がなければそれらの農場が移転してくる可能性があり、マルタ政府としてそのようなリスクを排除する意図があったと思われます。

いまや、毛皮農場が存在することは、人間への健康被害をもたらす脅威になってきています。多数の動物を一箇所にまとめる”集約畜産”というものが、無理な思想であったことを示すかのように、SARS–CoV-1 でも、新型コロナウイルスでも毛皮農場の動物に感染を広げました。

動物を不自然な状態で飼育することは、それは巡り巡って人間や地球に跳ね返ってくるということが、現実になり始めているのです。

今後も毛皮養殖やフォアグラ生産を禁止する国は増え続けるものと思われますが、そのような国の規制を待たずに、企業や市民が自ら反省し毛皮やフォアグラのような製品を自ら手放していくこと願います。

*https://legislation.mt/eli/sl/439.9/20220621/mltｍ