ニューヨーク市は2019年に全ての市立学校でミートレス・マンデー(月曜日は肉なし)を開始しました。
その後、2021年4月からは金曜日の給食メニューも肉なしになりました。
そして2022年2月、ニューヨークの教育省は金曜日のメニューから乳製品や卵も取り除き、ヴィーガンにすることを発表しました。市立の幼稚園から高校まで約1700校すべてで実施されています。米国最大の学校システムであり、100万人近くの生徒に影響を及ぼします。
月曜日と金曜日だけではありません。4月のメニューを見ても分かる通り、月曜日と金曜日以外も、メニューのほとんどがベジタリアンまたはヴィーガンメニューです(VE=vegan、V=vegetarian)。含まれるのは火曜日の七面鳥または魚のサンドイッチ、水曜日のチキンテンダーだけとなっています。
今回の取り組みは新たにニューヨークの市長として就任したAdams氏によって率先されたものです。彼自身、vegan食によって2型糖尿病を克服することができたことから、ニューヨークでの食の改善を促しています。
毎日提供される牛乳だけは金曜日もまだ省かれていませんが、これは国の規制で義務付けられているからです。
日本でも幾つかの学校給食で菜食を取り入れる取り組みがあるが、栄養学的にそれを肉食よりも懸念する時代はもう終わっているのではないのでしょうか。
https://www.schools.nyc.gov/school-life/food/school-meals/plant-powered