アニマルライツセンターは2016年2月、畜産動物の飼育実態がどれほど認知されているのか、民間会社を利用して調査を行いました。
結果、それぞれの質問について「知っている」と回答した人は4~13%と非常に低い数値でした。
妊娠ストールも体の一部の切断も知らない。アニマルウェルフェアという言葉さえほとんどの人が知らないという状況にあります。
日本で工場式の畜産が広がったのは戦後のことで、まだ人々の頭の中では、動物が広々とした牧草地でのびのびと草を食み地面をつつき、穴を掘り返して暮らしているという牧歌的なイメージがあるのかもしれません。しかし現実はそうではありません。
現代の工場型畜産では多くの動物が通常行動もできず、苦しんでいます。
実態を知らずして、畜産利用されている動物の権利や福祉に関心を持つことは困難です。
私たちはもっと現状を正しく伝え、問題提起していかなければなりません。
【調査名】畜産動物に関するアンケート
【調査主体】NPO法人アニマルライツセンター
【調査期間】2016/2/25~2016/2/26
【有効回答数】1,206
【調査設計】 手法:インターネット調査(ネットモニター)
【調査地域】全国
【対象者条件】ネットモニターうち、15才以上男女を対象
*年代・性別で認知度に大きな差はありませんでした。