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Tokyo Animal Cruelty 動物に配慮されたオリンピックを!

2020年の東京オリンピック・パラリンピック(以下東京オリンピック)では、これまでになく動物を苦しめるオリンピックになろうとしています。

今回東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が作成した「畜産物の調達基準」の中で規定されたアニマルウェルフェアのレベルが、過去のオリンピックと比べて大きく低下したためです。

キャンペーンサイト
 http://www.arcj.org/tokyoolympiccruelty/JP/

 

ロンドンオリンピックで提供された食事には、放牧の卵が使われ、ブタの拘束飼育をせず、現地のマクドナルドも放牧牛乳を使っていました。

リオオリンピックで提供された食事には、ケージフリーの卵が使われ、熱帯ウリンを破壊していないことを認められた肉が使われ、オリンピックに向けて大企業がアニマルウェルフェアを高めていきました。

2020年に開かれる東京オリンピックで提供される食事には、世界中が廃止していっているバタリーケージ飼育の卵と拘束飼育されたブタの肉、24時間365日短い鎖につながれた牛のミルク、栄養制限をされ苦しんだ牛の肉が使われます。

ロンドン大会では放牧された鶏の卵が提供されました。リオ大会では少しレベルが下がりましたが最低限ケージ飼育ではない卵とされいわゆる平飼いよりは良い環境で飼育された鶏の卵が使われました。

しかし、東京大会では、EUやブータンなどが法的に禁止し、世界中の企業が廃止宣言をしているバタリーケージと呼ばれる残酷な飼育方法の卵を”認証”しようとしています。
http://www.arcj.org/tokyoolympiccruelty/JP/egg/

豚肉

ロンドン大会では妊娠ストールと呼ばれる拘束檻の使用が禁止されていました。リオ大会では禁止されていなかったものの、世界第1位でありブラジル第2位の食肉企業JBSやマクドナルドの経営する企業が2016年までにこの拘束檻の廃止を達成しました。

しかし、東京大会では、EUや米国の10州で法的に禁止し、世界中の企業が廃止を宣言している妊娠ストールでの拘束飼育を”認証”しようとしています。
http://www.arcj.org/tokyoolympiccruelty/JP/pig/

その他にもたくさんの残酷さを残したまま、東京オリンピックにのぞもうとしています。
詳細のレポートはこちらから
http://www.arcj.org/files/user/data/TOC_jp.pdf 

さらに、東京大会の後、2024年はパリ、2028年はロサンゼルスと続きますが、その2大会ではアニマルウェルフェアは向上することが見込まれ、東京オリンピックが残すであろう【負のレガシー】は、なお一層、際立つことでしょう。

 

人間だけが楽しむのではなく、動物たちにも思いやりを持ったオリンピック・パラリンピックを実現させてください。

どうか、せめて、ロンドンオリンピックやリオオリンピックで守られてきたアニマルウェルフェアのレベルを、東京オリンピックで下げないでください。

 

私たちは、東京オリンピックでも、世界レベルのアニマルウェルフェアを採用することを求めます。

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