63.3%の人が、フォアグラを食べることに拒否感を示しています。
【調査名】畜産動物に関する調査
【実施主体】NPO法人アニマルライツセンター *民間の調査会社に依頼
【調査期間】2014/12/17~2014/12/19
【有効回答数】1,188
【目的】 畜産動物に関する消費者意識・行動等を把握する。
【調査設計】 手法:インターネット調査(ネットモニター)
【調査地域】全国
【対象者条件】ネットモニターうち、15~59歳男女を対象
*中学生以下除く
*画像使用しない。
*ISO20252:「市場、世論、社会調査ー用語とサービス要求事項」を順守。
*男女比 男性50.8% 女性49.2%
*各質問の回答の選択は1つだけ
世界3大珍味の一つとして知られるフォアグラは、鴨やガチョウに2~3週間にわたり、一日2~3回鉄パイプを喉に突っ込み、強制的に大量のエサを胃に流し込み、肝臓を10倍ほどに肥大させて作られています。この強制給餌は非難の声が高く、禁止している国が多数あります。
1-1.設問文を読む前から、フォアグラの生産方法を知っていた
1-2.フォアグラの生産方法を知った上で、フォアグラを食べたいと思う
1-3.企業やレストランは、強制給餌で作られたフォアグラを取り扱わないほうが良いと思う
1-4.結婚式などのお祝いの席でフォアグラを出さないほうが良いと思う
1-5.フォアグラにされる鳥はかわいそうだと思う
このアンケートでフォアグラの生産方法を知った人のうち、74.1%の人が「フォアグラを食べたくない」「あまり食べたくない」とフォアグラに対する拒絶感を示しています。
※1-1の質問に対して「当てはまらない」と回答した人の内、1-2の質問に「当てはまらない」と回答した人は51.5%。「あまり当てはまらない」と回答した人は22.6%。
また、今回の調査では、「毎日肉を食べる人」のうち、59.6%の人がフォアグラについて拒絶感を示していることもわかりました。
普段肉を食べる人であっても、あまりに残酷な生産方法には拒否反応を示す人が半数以上いることが分かります。
※今回の調査では、フォアグラ以外にも、畜産動物に関するさまざまな調査をおこなっています。その中で「肉をどれくらい摂取するか」という質問に「肉を毎日食べる」と回答した人は、上記の「フォアグラの生産方法を知った上で、フォアグラを食べたいと思う」に対して、『あまり当てはまらない 34.4%』『当てはまらない 25.2%』と回答しています。
69.4%の人が、自分の食べる畜産物がどのような環境で飼育されたのかに関心があることが分かります。しかし現実には、残酷であるとして多くの国が規制をもうけているフォアグラが、飼育方法を知らない消費者に提供されています。