現在すでに平飼い卵を使用している、神奈川県藤沢市「オーガニックグリル鵠沼海岸」と、神奈川県横浜市「Restaurant coa」は、この先も平飼い卵を使い続けるとケージフリー宣言をしてくださったお店です。
ケージフリー宣言とは、自社で使用している卵を、ケージフリー(平飼いや放牧)のものに切り替える、または、現在すでにケージフリーの卵を使っている店では、これからもずっとケージフリーの卵を使い続けると、企業が消費者に約束することです。
オーガニックグリル 鵠沼海岸(神奈川県藤沢市)
首都圏の人気観光地、江ノ島にほど近い湘南鵠沼海岸の住宅内にひっそりとたたずむ同店は、全ての食材にとてもこだわりを持つお店です。
野菜も、地元のものを始め全国から取り寄せた、有機栽培を基本としたものを使用しており、野菜本来の味が楽しめるように工夫されています。
メニューにはヴィーガン・ベジタリアンの方が召し上がれる野菜のプレートもあるそうです。
Restaurant coa (神奈川県横浜市)
「自然と調和したライフスタイルの提供」をコンセプトに、自然栽培を中心とした事業を手掛けている、ナチュラル・ハーモニーの直営レストランです。
ていねいに育てられたお米・じっくり熟成された味噌・太陽の光を浴びて元気に育った野菜などを中心に、それぞれの食材の持ち味を活かした調理法で、ひとつひとつ丁寧に調理されています。
ケージフリーの運動に対し、ナチュラルハーモニーのご担当者は、以下のコメントをお寄せくださり、快く賛同してくださいました。
「私たちが生活する(暮らす)うえで必要なモノやコトにおいて、伏さられている事、本当に多いです。
全てがオープンになり、情報に惑わされず、自分の意思で考え、選択できる、そんな世の中になってほしいと思います。」
国際社会ではあまりにも非人道的であるケージ飼育が廃止の方向に向かっているにも関わらず、未だに日本の市場に出回っている99%の卵がケージ飼育でボロボロになった不幸な鶏から産み出されたものです。
その一方で、ケージ飼育から平飼い・放牧飼育に切り替えていきたいと思っている農家は少なくありません。
「ケージフリー宣言」をする企業や店が、今後益々増えることにより、ケージ飼育から切り替えていきたいと思っている農家の背中を後押しすることにも繋がります。
鶏をひどく苦しめ、ケージ飼育から生産された卵よりも、健康でのびのび育ったケージフリーの鶏の卵を、多くの消費者が求めていると企業が理解することが大切であると考えます。
日本のケージ飼育の鶏