畜産物に農薬が使われていると言われてもピンとこない人は多いだろう。でも、世界の農薬の多くが畜産物に使われている。飼料生産で使われる農薬、動物の飼育現場で使われる農薬の2つに分けられるが、この記事では飼料生産で使われる農薬 […]
2022年末、ボルソナロ政権がようやく終わり、環境政策を大きく打ち出したルラ政権が誕生したブラジル。アニマルライツセンターではルラ政権が動物にとっても良いのか懐疑的であった。8ヶ月が過ぎ、その本質が少し見えてきたようだ。 […]
世界中で動物性タンパク質を植物性タンパク質や培養肉などに切り替える流れが刻々と強くなっている。この原動力になるのは気候危機とアニマルウェルフェアだ。とくに日本企業は環境のためと、代替肉への取り組みを重要課題の一つに加え、 […]
地球にとって重要な地域であるアマゾンを含めた南米の自然を、畜産業によって大規模に破壊されてきたが、ここ数年、もう後戻りができないという地点=ティッピングポイントを超えたのではないかと思わせる調査結果が出てくるようになった […]
動物への酷い扱いは、人への酷い扱いとつながっています。人があたりまえのように動物を殺し続ける習慣から抜け出さない限り、人は人も殺すことが正当化され続けるのです。 これは”非人間化”という心理が働くためです。他人を、自分と […]
ある日、こんなことを言う人が現れたらあなたはなんと答えるだろうか。 「あなたの家の隣に畜舎を建ててもいいですか」 多くの人は先入観から動物はぽかぽかな太陽の下で健やかに暮らしていると想像するかもしれないので念のため説明し […]
気候危機の震源地のひとつは南米だ。人間の意志ひとつで止めることができるのに止めない森林破壊、生態系破壊のど真ん中であるためだ。西南極氷床の氷の融解を止める方法は複雑怪奇であるが、森林破壊だけは方法が明確なのだ。壊さなけれ […]
2022年10月30日、ブラジルの次期大統領が決定し、2023年1月1日からルラ大統領による新たな政権が発足することになった。ブラジルの自然をひたすらお金に変えてきたボルソナロ大統領がようやく終りを迎える。環境保護団体は […]
アニマルライツセンターも加盟している動物保護・環境保護団体のネットワーク”Compassion Choices Network”主催のプラントベースのイベント『Plant Forward 2022』に対し、起業家でモデル […]
2022年9月17日~10月4日、アニマルライツセンターも日本の代表として参加している動物保護・環境保護団体のネットワーク”Compassion Choices Network”主催のプラントベー […]
飼料にほとんどが使われる南米産の大豆、その生産地における人権侵害については以前もこの記事で指摘したが、この人権侵害が増加してしまっている。 先住民族に対する暴力事件は増加の一途を辿っている。 2018年には110件 20 […]
SDGs(持続可能な開発目標)に取り組もうという企業は多くなっています。畜産動物のアニマルウェルフェアへの取り組みと動物性たんぱく質を植物性に切り替えることはSDGsの以下の8つの目標に対する取り組みになります。 工場畜 […]
最終的に最も多くの利益を得る人が主犯なのではないだろうか。 ブラジルのアマゾン熱帯雨林の森林火災が2019年に大きく報道されたが、その1年後、その場所は牛の放牧地になり、そして今、大豆畑になったことが報告された*1。これ […]
2022年2月1日、カリフォルニア大学バークレー校のEisen教授とインポッシブルフーズのBrown社長は畜産と温暖化を分析した論文を出版した。 彼らは世界が植物のみの食に15年間かけて移行した場合の、地球温暖化に対する […]
各国の年金基金はその積立金を投資に回しているが、アマゾン熱帯雨林の破壊に関与する企業にまで投資するのは、国民への裏切りのように思う。 オランダについで日本の年金基金が年金基金の中で2番めに多く、アマゾン熱帯雨林の破壊に投 […]
気候変動は着々と、間違いなく近づいている大きなリスクだ。色んな分野で多くの人が変動を緩和させようと動き、政府も動き始めている。2021年8月に発表された政府間パネル(IPCC)レポートでは、気候変動は過去の予測よりも速く […]
アマゾン、パンタナール、グランチャコ、セラードなど南アメリカはどんどんと生態系を削り取っていっている。その開発の目的は大豆だ。その大豆は工場畜産で飼育される畜産動物たちのエサにされる。 もはやこの破壊のサイクルは明らかで […]
ここ数年「畜産」という過程を伴わない、持続可能なたんぱく質(代替肉・培養肉)の市場が急成長している。(世界の状況についてはコチラ) 諸外国に後れを取ってはいるが、日本でも近年この分野への動きが活発化している。 2019年 […]
植物性代替卵の市場は、代替ミルクや代替肉市場と比べると、シェアはまだ小さいものの、確実に成長している市場の一つで、卵企業の驚異になりつつあります18。 世界の「卵代替食材市場 調査レポート2020-2026」11によると […]