ファミリーマートでのフォアグラ入り弁当の販売中止後、ネットを中心にフォアグラの是非について大きな波紋が広がったため、毎週月曜~金曜 午後1時55分~3時50分やっている2013/1/29の「情報ライブ ミヤネ屋」で、取り上げられた。
番組の中では、ファミリーマートの販売中止についてだけでなく、フォアグラ生産現場の動画(アニマルライツセンター提供)、海外のフォアグラに反対するデモ行進も映しだされた。
日本のメジャーテレビ番組で、畜産動物の人道的視点が取り上げられたことは、あまりない中、多くの人に動物たちが置かれている隠されが現状、食事の裏側の真実を知って貰える機会となった。
大阪読売テレビの夕方の情報番組、「かんさい情報ネットten.」でも、2013/1/29、フォアグラについて取り上げられた。
理事の佐藤も出演させていただき、倫理を重視してくださったファミリーマートの対応に感謝の意を示した。
テレビ朝日の朝の情報番「モーニングバード」で2013/1/30、10分以上にわたり、フォアグラについて取り上げられた。
動画や画像は放映されなかったものの、代表理事の岡田も出演させていただき、フォアグラを消費するまたは販売する前に事実を知り考えることが必要だと伝えた。
さらに、コメンテーターの議論の中では、今後食についてもより一層グローバル化されていく中で、このような問題を考えざるを得なくなるといった意見なども出ていた。
その他、中国新聞や、Yahoo!ニュースなどのネットニュースで多く取り上げられた。また、動画の再生もお幅に伸びており、フォアグラについての動画の再生回数は先週から現時点までで4万回近く伸びた。
今回の報道の中で、短い一生であってもその動物の生きる環境を向上させなくてはならないというアニマルウェルフェアの考え方が、いかに日本に根付いていないかが露呈した。
アニマルウェルフェアは、動物のためだけではなく、動物の健康こそが食の安全性を高めるとして、人間のためにも広まっている考え方である。動物の健康は、動物がその習性や生態を発揮でき、その動物らしくいられるストレスの少ない環境を提供することで、もたらされる。
これは、効率を優先して安く多く食べものを提供するという日本の高度成長期にひろまった畜産の方針とはたしかに異なるが、すでに流れは変わっている。
そして、OIEなどの国際社会はもとより、日本も取り組みを進めている。
その中で、フォアグラの強制給餌は、アニマルウェルフェアを無視した生産方法なのだ。
2013年撮影