東京新宿にある京王プラザホテルが、開業45周年記念として結婚式の新メニューの無料試食会フェアを毎週末に行っています。この試食会でフォアグラが提供されています。
http://zexy.net/zhpd/wedding/fair/master/c_7770001247
*現在この試食会は終了しています。
しかし京王プラザホテル内の飲食施設ではフォアグラが提供されており、結婚式のメニューでフォアグラが選択できる状況であることに変わりはありません。
フォアグラには強制給餌という動物への虐待がともなっており、これほど結婚式にふさわしくないメニューはありません。
また、2014年12月の「フォアグラに関する意識調査」(*)では、初めてフォアグラの飼育方法を知った人のうち「食べたくない」「あまり食べたくない」と感じた人は74.1%、という結果でした。フォアグラの生産方法を知らないカップルの結婚式に、フォアグラを提供することにも大きな問題があります。
わたしたちは2016年6月11日に、京王プラザホテルに対してフォアグラの問題を提起し、フォアグラメニューの廃止を求める要望書を提出しましたが、残念ながら京王プラザホテルからの回答は「意見は承りますが、フォアグラメニューは継続します」というものでした。
ヨーロッパの14か国、イスラエル、アルゼンチン、インドがファグラの生産過程で行われる強制給餌を禁止したのは、強制給餌を受ける鳥が「苦しんでいる」という間違いのない事実が存在するからです。
30cm~40cmの鉄パイプを、鳥ののどに強制的に挿入し、トウモロコシと油の混合されたエサを胃の奥に直接押しこむという行為を一日3~4回、2~3週間継続して行い、その間鳥の肝臓は、通常の10倍に膨れ上がります。フォアグラ生産用のガチョウやアヒルでは強制給餌による口角近辺のタダレは一般的であり、死亡率は通常のアヒル畜産場の20倍に上るという報告もあります。
ここまで残酷な食べ物を選択する必要は、どこにもありません。
今一度、京王プラザホテルにフォアグラの暴力性に目を向けてもらい、フォアグラメニュー廃止を決断していただくために、より多くの人の声を届けたいと思います。
https://www.hopeforanimals.org/animals/foiegras/00/id=527