諸外国では妊娠ストール飼育は広く虐待と考えられており、廃止が進んでいます。
しかし日本で飼育されている母豚たちの91.6%は妊娠ストールに閉じ込められており、法的規制もなく、企業による自主規制も行われていない状況です。
妊娠ストールに閉じ込められた口の中にモノが入っていないのに口を動かし続けたり、ただじっと座って前方を眺めたり、頭をあちこち動かしてこの檻から出られる隙間が無いのか探します。しかし彼女たちが自由を得られる日はやってきません。
外が晴天でも、日向ぼっこをしたり、土の上で体をゴロゴロ転がしたり、地面を掘り返して木の根っこをほじくりだしたり、虫を食べたり、木に体をこすりつけたり、泥浴びをすることはできません。
動物を落とすところまで貶め、ほんのわずかの思いやりさえない非人道的な畜産機器が妊娠ストールです。
アニマルライツセンターは2012年からこの妊娠ストールの廃止を目指して取り組んでいます。
2015年撮影 日本の妊娠ストール
2016年撮影 日本の妊娠ストール
2019年撮影 日本の妊娠ストール