北海道帯広食肉衛生検査所らが2010-2011年に実施した「と畜場の繋留所における家畜の飲用水設備の設置状況」調査によると、すべての動物を搬入したその日に屠殺すると殺場は7%だけです。 10年経過した現在の搬入状況は不明 […]
固いコンクリートの汚い床の上で飼育されているこの牛は足を引きずっています。奥にいる牛は立ち上がるのが困難な牛のための開脚防止バンドを取り付けられています。 乳牛にもっとも激しい苦痛を与える病気と言われているのが、跛行です […]
増え続ける乳量 今日、日本の乳牛が1頭あたり何キロの乳を出すか、ご存知でしょうか? 2018年の1頭あたり年間乳量は8,636kg(農林水産省牛乳乳製品統計調査参照) この数字が多いのか少ないのか、ピンとこない人もいると […]
人工授精 肉牛はほぼ100%、人工授精で妊娠します。 自然界であれば動物は自分で繁殖相手を選び、双方の合意のもとに交尾を行います。しかし畜産利用される牛は、自分が望んだ相手のものではない精子を植え付けられ、強制的に妊娠さ […]
子牛には母牛の乳を吸いたいという強い欲求があります。 自然哺乳の場合、子牛の一時間に6000回、母牛の乳頭を吸うと言われている。それによって実際母乳を吸っているのは、その半分程度で、あとは単なるおしゃぶりだと言われている […]
畜産業は、日々動物を利用するとともに、死と隣り合わせの業だ。閉じ込められた動物たちは人間が給餌給水をやめればそれは死を意味する。不適切な扱いは虐待であり、雑な扱いでいちいち動物は苦しむ。畜産農家の采配一つ、気配り一つ、怠 […]
コンクリートの上に敷かれた薄いゴムマットがあっても、牛たちは毎日寝起きするたび、寝返りをうつたび、700キロの体重を関節、骨にかけ、しかも運動ができず、筋肉は弱るばかりです。 牛たちの関節の毛はすり減り、肌が露出し、 […]
2013年のレポートです。少し古い記録ですが、酪農家の仕事や繋ぎ飼いの牛たちの状況について分かりやすく書かれています。乳牛のアニマルウェルフェアを考えるときの参考にしてみてください。 *写真は、トップの一枚以外は、体験農 […]
2019年日本の牛舎 ドロドロした糞尿がたまり、ヌルヌルした床の上で、この肉にされる牛たちは飼育されています。彼らは短い紐で常時つながれており、この不衛生で不快な状況から逃れることはできません。 パッキングされてスーパー […]
あなたの飲んでいる牛乳は健康な牛から絞られたものでしょうか? 牛乳を搾られている牛がどのような方法で飼われているのか想像してみたとき、牛たちが放牧されていると考えている人が多いのではないでしょうか。しかし、日本では約7割 […]
73 Cowsは、牛肉農家のジェイ・ワイルド(Jay Wilde)の物語です。彼は牛を屠殺するたびに自分の良心と闘ってきました。自分がもはや信じることができない産業に閉じ込められていると感じ、変えなくてはならない、そして […]
搾乳牛 搾乳前までの育成中だけは、繋がずに群れで飼育する農家もあるし、放牧に出している農家も、成長するまではと北海道に輸送して放牧させる農家もあるが、搾乳がはじまる前から死ぬまでの長い期間の飼育方法は拘束されることが多い […]
輸送 牛の輸送は長距離に及ぶ場合がある。 日本では、東京都中央食肉市場で屠殺すると高額で取引されるという事情があり、南は鹿児島、北は北海道まで全国からトラックに乗せられ運ばれてくる。そうなった場合、長距離、長時間を牛たち […]
日本で飼育されている牛の多くは除角されています。 除角は、一般的に麻酔なしで行われています。 2017年、ある畜産施設の従業員から情報提供がありました。 除角により、牛が死んでしまったというものです。 2017年○月○日 […]
日本では一秒間に24頭の牛・豚・鶏が食用に殺されています。 たくさんの動物が日々屠殺されているにもかかわらず、食卓に並ぶ肉や卵や牛乳のために飼育される動物が、どのような最期を迎えるのか、知っている人はほとんどいません。 […]
牛の舌遊びは、日本の畜産場でよく見られる光景です。 2019年日本 *上の動画の牛たちの白い斑点は皮膚真菌症です。カビが原因の皮膚炎です。 牛の抵抗力が弱い場合や、飼育環境が悪い場合に多く見られます*。 2017年日本 […]
脂肪が筋肉の間に細かく網の目のように入った、日本独特の「霜降り肉」をつくるために、脂肪細胞の増殖を抑える働きのあるビタミンAの給与制限が全国的に広く普及している。 このビタミンA欠乏が慢性的に続くと、光の情報を視神経に伝 […]
この日、この屠殺場は休日でした。 休日でも屠殺される牛が搬入されることはあります。 休日に搬入された牛は翌日まで屠殺を待つことになります。 時刻は昼過ぎ。係留所には数頭の乳牛が繋がれていました。 その中に、痩せた乳牛 […]