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採卵鶏の最期-喉が渇いても水をもらえない。

日本では、と殺における動物福祉に規則はなく、多くの動物が水も与えられず*、喉を渇かせながら、と殺されています。

鶏はとくに悲惨です。

鶏たちは容器に7~10羽単位でつめられトラックで輸送され、と殺のときまで容器(カゴ)に入れられたままであるため、実質給水は不可能な状況です。

中には鶏の出荷前の半日、数時間絶水するという農家の方もいます。そうなると出荷前~と殺までの長時間にわたり水が飲めないということになります。

それでもブロイラー(肉用鶏)の場合は、長時間容器に入れっぱなしで水も与えないという状況では肉質も悪くなってしまうため、出荷からと殺までが短時間ですむケースが多いです。食鳥処理場自体がたいていの場合ブロイラー養鶏場の近くに設置されています。

しかし「廃鶏」とよばれる採卵用鶏はそうではありません。

ブロイラー処理場にくらべて廃鶏処理場の数は圧倒的に少なく、関西から東北まで運ぶこともあります。

「採卵鶏および種鶏の廃鶏が処理できる業者は全国的に少ないので、広域処理を行っていることから、一時収容場所での12時間以上になっていると考えられる」
(鶏卵肉情報2014年夏季号)

12時間どころか前日搬入も珍しくありません。輸送時間も含めるともっと長くなります。厚生労働省が2018年に行った調査**で、4日以上狭い容器の中で留置されているケースもあることが分かっています。
夏の暑いときなど輸送時に死んでしまう採卵鶏もいます。

採卵鶏の一生は苦痛の多いものです。
最後の最後まで苦しまねばならないという状況は変えていかなければなりません。

2013日本採卵養鶏場 (2)

* 72時間放置する屠殺場も!農水省からの3度めの通知 2019/03/24
** 動かない厚生労働省 – と殺場で水が飲めない動物たち2015/06/19

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