IKEAでは、本社のあるスウェーデンを始めとしたUK、スイス、ベルギー、チェコスロバキア、ドイツ、スペイン等のヨーロッパ諸国や、アメリカ合衆国やカナダで2015年4月1日から導入されたヴィーガンのミートボール「Veggy ball」、残念ながら、日本では導入されませんでした。
海外からは、Veggie balls導入の喜びの声が多数聞かれ、日本でも食べられると期待したものの、先日問い合わせをしたところ、「現在はお取り扱いがなく、また、今後の導入時期につきましても現時点では未定となったおります。」との回答でした。
海外は日本よりもベジタリアンやヴィーガンが多いというイメージが有りますが、実際には日本でもベジタリアンは4.7%、そのうちの2.7%はヴィーガン※であることが、2014年12月の調査でわかっています。この数字はVeggie ballsが導入されているアメリカ合衆国とほぼ同数です。
サステナブルで健康的な食事を取り入れたと報道されており、それは日本でも行う意義のあること。そしてわたしたちヴィーガンの生活をする2.7%の日本人にとって、IKEAレストランで食事を楽しめるというのはとてもうれしいこと。
アニマルライツセンターでは、イケア・ジャパンに下記の要望書を送りました。
ぜひ皆様からもイケア・ジャパンにVeggie ballsを食べたい、メニューに加えてほしいと意見を届けましょう。※要望が反映され導入されましたので意見を届けるときは感謝ともっと増やしてほしいという意見をお願いします
※2014年12月 一般調査会社のWEBモニターを使った調査 パネル数1188名 アニマルライツセンター調査
イケア・ジャパン 株式会社
代表取締役社長 ピーター・リスト 殿
Veggie ballsメニューの導入を求める要望書
私達は、動物の犠牲をなくし、環境負荷も少なく、また健康的なヴィーガンライフスタイルを推進しています。
2014年12月にアニマルライツセンターで行った一般調査会社のモニターを使ったWEB調査によると、日本人のベジタリアン率は4.7%、その内乳製品や卵も摂らないヴィーガンは2.7%いることがわかりました。その他、2013年に行われたラッシュジャパン株式会社の調査でも4.9%の人がベジタリアンであると答えていることから、4.7~4.9%の日本人が肉食をしないことは間違いがありません。
動物性の食品を摂らないメリットとしては、動物への配慮が可能になること、また環境保護に大きく貢献できること、世界の食糧問題に貢献できること、そして人の健康にも良いことなど、多数挙げる事ができます。
貴社に於かれましては、すでに海外で持続可能で健康的な、Veggie ballsを開発、販売しておられます。そしてその取組みは、大変大きな話題になっており、社会から大変高く評価されていることが伺えます。
ぜひその取組みを日本にも広げていただけますよう、ここに要望いたします。
記
海外で導入している「Veggie balls」を日本でもメニューに加え、貴レストランで提供して下さい。
上記要望事項につきまして、7月6日までにご回答をくださいますよう、お願い申し上げます。
2015年6月20日